Daedalus Shelley Testnet 1.2.0-STN1 リリースノート
Daedalus 1.2.0-STN1はShelleyテストネット対応Daedalusのリリース第3弾です。
今回のリリースでは、委任センター、ステークプール、報酬を含む、委任機能が追加されています。Shelleyテストネットのユーザーは、Shelleyウォレットを作成し、Shelley testnet faucetから資金を入れ、ウォレットのステークを自分の選んだステークプールに委任することができます。これによりユーザーは、今夏Shelleyの公開に伴いCardanoメインネットでこの機能が有効となる前に、テストネット用ADAを使用して報酬獲得を体験することができます。
DaedalusにはShelleyロールアウトの間、Shelleyテストネットをサポートするための機能が徐々に追加されていきます。この中には、ステークプール機能の拡張(ユーザーが計画するステーク委任量に基づいたステークプールランキングの表示)、Byronレガシーウォレットのサポート、ByronレガシーウォレットからShelley新ウォレットへの資金の移動を可能とする機能、インセンティブ付きテストネット専用還元機能、ニュースフィード機能に統合された新しい更新自動ダウンロード機能などが含まれます。
委任センター
委任センター画面は、Shelleyテストネットの現行エポックの詳細と次のエポック開始までのカウントダウンを表示します。Cardanoメインネットのエポック継続時間は5日間ですが、Shelleyテストネットではテストを迅速に行うためわずか6時間に設定されています。
委任設定の変更は、現行エポックと次のエポックの両方が完了すると有効になることに注意してください。
この画面にはまた、Shelleyウォレットの委任設定が表示されます。これには、保留中の委任設定変更も含まれ、設定の変更が発効するエポックが表示されます。
ステークプール
ステークプール画面には登録手続きを完了し、プライベート設定になっていないステークプールが表示されます。
ここでは画面になるべく多くのプールを表示するため、小さなタイルを使用しています。各タイルには、ステークプールのティッカー(最大5文字のステークプール識別名)、わかりやすく色分けしたランク、そして飽和ゲージが設けられています。
タイルをクリックすると対象となるステークプールの詳細情報が表示されます。
この画面の最も重要な機能はステークプールランキングです。
ランキングは、どのプールが委任により最大投資率を生み出すかを計算するユーティリティ機能とゲーム理論研究に基づいています。これにより、ステークプールの選択プロセスが大幅に簡易化されます。
注:この機能は参考目的のみとなります。 ユーザーは、ステークプールとその関連するリスクに関して、常に独自の調査および査定に基づき判断してください。
ここではインセンティブ付きテストネット(ITN)で使用されたインターフェイスと類似のものが使用されていますが、ITNにはユーティリティ機能が完全に実装されていなかったため、ユーザーエクスペリエンスはまったく異なります。
報酬
報酬画面にはウォレットごとに獲得した報酬の概要が示されます。この画面から、情報をスプレッドシート形式でダウンロードすることもできます。
委任ウィザード
委任ウィザードは、委任センターから、またはステークプールの詳細画面から起動することができます。ウィザードを使うと、ユーザーはガイドに従ってウォレットとステークプールを選択し、選択した委任先の最終確認を行います。
既知の問題
報酬は使用不可能
このDaedalusバージョンは仮制限が課されているため、現在報酬の送金はできません。ウォレット残高が示すのはウォレットのテストネットADA分のみで、これは送金に使用することができます。報酬を含むウォレットの合計が残高は、ウォレット概要画面で確認できます。
Linux旧バージョンのログのダウンロード
Linuxの旧バージョンのログをダウンロードすると、Daedausがクラッシュする原因となります。