Daedalus 3.0.0 リリースノート
リリース日:2020年12月10日
Daedalus 3.0.0リリースでは、Ledger Nano S、Ledger Nano X、Trezor Model Tハードウェアウォレットのサポートが実装されました。サポートされたハードウェアウォレットデバイスをDaedalusで使用して、ADAの取引きやウォレットの委任を行うことができます。
ハードウェアウォレットサポートとフルノードのプロパティを組み合わせることにより、Daedalusは市場で最もセキュアなCardanoウォレットとなります。ハードウェアウォレットは秘密鍵のコールドストレージを提供します。フルノードであるDaedalusは、Cardanoブロックチェーンの履歴にあるすべてのトランザクションを独立して検証するため、最大のセキュリティとプライバシーに加えて完全にトラストレスな操作を実現します。いかなるサードパーティサーバーやサービスに依存することもありません。Daedalusは分散型Cardanoネットワークに直接接続して、サードパーティサーバーがメンテナンスのためにダウンしたとしても、常にこれを利用可能にします。
Daedalus 3.0.0には、ステークプールランキングの改良も含まれます。ランキングの計算に、ステークスライダーで選択した委任するステーク量が含まれるようになりました。また、本リリースにおけるその他の特筆すべき変更はプールランキングの調整です。これは、まだ多くのブロックを生成していない小規模プールの利益となります。
Daedalus 3.0.0は、予定されているCardanoプロトコル更新(トークンロック用)にも完全に対応しています。
新機能
ハードウェアウォレットのサポート
Daedalus 3.0.0リリースでは、Ledger Nano S、Ledger Nano X、Trezor Model Tハードウェアウォレットのサポートが実装されました。サポートされたハードウェアウォレットデバイスをDaedalusで使用して、ADAの取引きやウォレットの委任を行うことができます。「ウォレット追加」画面で[ペアリング]ボタンをクリックすると、サポートされたハードウェアウォレットのデバイスをペアリングすることができます。
なお、Daedalusがハードウェアウォレットデバイスを直接作動させることが可能となったため、不要となったハードウェアウォレットの復元機能は削除されました。
準備と使用方法を確認してください。
ランキングの改良
ランキングの計算に、「ステークプール」画面のステークスライダーで選択した、委任するステーク量が使用されるようになりました。この改良により、ステークスライダーで選択したステーク量により委任先のステークプールが過剰飽和状態となると、その順位が下がるようになりました。
また、プールランキングはまだ多くのブロックを生成していない小規模なプールの利益になるように調整されました。新しいプールのパフォーマンスを、完全に満たない平均レベルと想定する代わりに、多かれ少なかれ完全なレベルと想定するようにしました。ただし、この値は実際のパフォーマンス履歴に基づき更新され、パフォーマンスが低い場合にはプールのランキングは下がります。
失敗したトランザクションの削除
Cardanoネットワークに送信したトランザクションは、すべてのトランザクションに設定されている「time to live(有効期限)」プロパティまでに処理されないと失敗する場合があります。失敗したトランザクションは、そのファンド(UTXO)をリリースして他のトランザクションに使用するために削除する必要があります。これを実行するには、失敗したトランザクションを開いて[失敗したトランザクションを削除する]ボタンをクリックします。
修正済み機能
Linuxインストーラーのサイズ縮小
Linuxインストーラーのサイズは、最適化により100メガバイト小さくなりました。