Daedalus Flight 4.1.0-FC1 リリースノート
リリース日:2021年06月01日
Daedalus 4.1.0-FC1では、ネイティブトークンの少数設定が可能になりました。ここでは、Cardanoトークンのレジストリーからフェッチした推奨値が利用できます。また、本バージョンでは、全体的な改良や既知の問題の修正が加えらえています。
新機能
ネイティブトークンの少数設定
ブロックチェーンでは、ネイティブトークンは整数(少数なし)で表示されます。しかし、代替可能トークンには通常小数点以下の桁数が設定されています(ADAは6桁、ビットコインは8桁など)。
Daedalus 4.1.0-FC1では、ウォレットに保有されているネイティブトークンごとに必要な小数点以下の桁数を手動で設定できるようになりました。
ネイティブトークンの詳細は、Cardanoトークンレジストリーを介して登録されます。現在ここで、ネイティブトークンの小数点以下の桁数の登録をサポートするようになりました。
Cardanoトークンレジストリーに小数点以下の桁数が登録されているネイティブトークンを保有している場合、小数点以下の桁数の推奨値が利用可能であることを示す黄色の感嘆符が表示され、そのネイティブトークンのデフォルト設定として使用されます。
検索可能な換算通貨
Daedalus 4.1.0-FC1では、利用可能な通貨の検索機能を有効にすることで、ADAの換算値の表示を簡易化しました。
ハードウェアウォレットデバイスの入金アドレス検証
ハードウェアウォレットデバイスで、入金アドレスを使用前に検証できるようになりました。これは、Daedalusが生成した入金アドレスとハードウェアウォレットデバイスが生成したアドレスが一致することを確認する、追加的なセキュリティメカニズムです。これは追加的なセキュリティを提供し、アドレスが自分のウォレットのものであることに確信を持てるようにするものであるため、入金アドレスを取得するときに、この手続きを省略しないでください。
同じウォレットへの送金
実行しようとするトランザクションの送金元と送金先のウォレットが同じである場合に警告メッセージが表示されるようになりました。これにより、資金が動かないにもかかわらず手数料がかかるというケースを防ぐことができます。
ウォレット復元フレーズのペースト
Daedalus 4.1.0-FC1では、ウォレットの復元時や復元フレーズの検証時に、復元フレーズをペーストできるようになりました(以前はタイプ入力のみ)。復元フレーズをコンピューターのクリップボードに保持しておくことは安全面から推奨できませんが、この機能は復元フレーズの保存にパスワードマネージャーを使用するユーザーたちから頻繁にリクエストを受けていました。
修正済みの不具合
換算通貨
Daedalus 4.0.5では、ADA残高を別の通貨で表示するための一部の換算通貨が削除され、強制的に設定を繰り返していました。この問題は現在修正されました。さらに、Daedalusでネットワーク接続の問題が発生しているときに、変換された値がまったく表示されない代わりに、変換された値と新しい変換率がフェッチされてからの時間が表示されるようになりました。
ハードウェアウォレットのサポート
ハードウェアウォレットのサポートは、数多くの軽微な不具合を修正した結果、大幅に改善されました。Daedalusでのハードウェアウォレットの使用は、特にウォレットデバイスがビジー状態または再接続する際に、堅牢性が向上しました。
ポップアップ画面のウォレット名
メインのユーザーインターフェイスをカバーするポップアップ画面に、常に作業中のウォレット名が表示されるようになりました。これは、背景のメインユーザーインターフェイスに表示されたウォレット名がブラー効果により読めなくなるためです。