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CardanoのトランザクションとCardanoエクスプローラーについて

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Carlos
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Cardanoエクスプローラーの以下のトランザクションを例に挙げて、その読み方についてご説明いたします。

 

Screen_Shot_2021-04-29_at_0.06.17.png

このトランザクション IDを確認することができます。c36a03547d1fb45e79b644e3ba9e5a6665899f9d6531234d866fac0af1aaabab

これは

  1. 受信時間（Received Time)：CardanoExplorerはUTC時間を参照として使用します。 Daedalusは現地時間を示しています。
  2. エポックとブロック(Epoch と Block)：エポックには、それぞれ20秒の432000スロットがあります。 （5日間）
  3. 確認 (Confirmation)：1つの確認= 1スロット
  4. トランザクションID (Transaction ID)：トランザクションのハッシュ。
  5. 送信元アドレス (From Addresses)：トランザクションの入力。 任意の数の入力を持つことができます。
  6. 送信先アドレス (To Addresses)：トランザクションの出力。 任意の数の出力を持つことができます。注：トランザクションの入力として使用されるUTXOが出力と料金を正確にカバーしていない限り、出力にはトランザクションを作成したウォレットのおつりアドレスが含まれます。 上記の例では、addr1qx .... xegjgはおつりアドレスです。
  7. 値 (Values)：トランザクションの各入力および出力の値。
  8. 合計出力 (Total Output)：出力の値の合計。
  9. 取引手数料 (Transaction fee)：取引によって支払われる手数料。手数料は取引の規模によって異なります。

補足：

Cardanoブロックチェーンは、未使用トランザクション出力（UTxO）モデルを使用します。 これは、ブロックチェーン上のウォレットのバランスを追跡するための非常に効率的なシステムです。 ウォレットを作成すると（つまり、Daedalusを使用して）、さまざまなアドレスが関連付けられます。 これらの各アドレスは、1つ以上のUTxOでADAを受信して保持できます。

例えば

Screen_Shot_2021-04-29_at_0.43.40.png

白いアドレス=未使用/灰色のアドレス=使用済み

 

UTxOは、それが属するアドレスへの参照（所有権の証明）、lovelaceでの値（1 ada = 1,000,000 lovelace）、およびホストトランザクション（TxId）でのインデックス（TxIx）で構成されます。 トランザクションは、さまざまな入力を受け取り（UTxOを消費）、さまざまな出力を生成できます（将来のトランザクションで使用される新しいUTxO）。

例

Screen_Shot_2021-04-28_at_16.42.04.png

 

Daedalus UTXO配布画面には、UTxOの概要が表示されます。たとえば、このウォレットでは、4つのUTxOに11.831199Adaがあります。

Screen_Shot_2021-04-29_at_0.48.12.png

 

トランザクションを送信する場合、トランザクションの出力とトランザクション料金をカバーするのに十分になるまで、入力として完全なUTXOのみが必要です。 おつりが残っている場合は、元のウォレットのおつりアドレスに送信されます。 単純なトランザクションにUTXOを使用するために、Cardanoは（プライベート）キーを使用してトランザクションに署名します。これにより、特定のUTxOを所有するアドレスの署名キーを持っている人だけがUTXOを使用できます。 これが、復元フレーズが非常に重要である理由です。復元フレーズが危険にさらされた場合、他の人がウォレットでトランザクションに署名する可能性があります。

 

以下のトランザクションをUTxO図にプラグインするとどのように見えるかを見てみましょう。

 

Screen_Shot_2021-04-28_at_23.30.41.png

したがって、トランザクションは次のようになります。

  1. アドレスaddr1q8...0v3tnqjkartqからの値が549AdaのUTxOを入力として使用します
  2. 0.168801Adaの取引手数料を支払いました
  3. 1つのAdaをアドレスaddr1q8a...qej8y2nに送信して、最初の出力（TxIx 0）を生成します。
  4. トランザクションのおつりである547.831199Adaを、2番目の出力（TxIx 1）を生成するオリジンウォレットのおつりアドレスであるaddr1qx6...nqmxegjgに送信しました。
  5. すべての合計出力は548.831199ADAであることがわかります。

注：トランザクションインデックスはエクスプローラーに表示されません。cardano-cliを使用してブロックチェーンの詳細を確認できます。たとえば、最初の出力のアドレスの詳細を見てみるとこのように出力されます。

cardano-cli query utxo --mainnet --mary-era --address addr1q8a...xql7jp6lqej8y2n

                           TxHash                            TxIx   Amount
--------------------------------------------------------------------------------------
01faae71a9b6747c6973a8e72e5362a884880ae504fa7aec1b2032d67606946c 1 4831199 lovelace
bafa57ed2ab2b0e6ebaa1c294c90ae29dfe917a357486346be341ffeddf4f1bd 0   1000000 lovelace
c36a03547d1fb45e79b644e3ba9e5a6665899f9d6531234d866fac0af1aaabab 0   1000000 lovelace

これは、アドレスaddr1q8a...qej8y2nに3つのutxoがあり、例にあるトランザクションのインデックス0にある1Adaを含め、合計6.831199ADAであることを意味します。

 

最後に、エクスプローラーで同じアドレスを検索すると、同じ3つのトランザクション、現在の残高、および各トランザクションの詳細が報告されていることがわかります。

Screen_Shot_2021-04-29_at_1.04.40.png

 

もっと詳しい内容についてはこちらの動画をご確認ください The UTXO model explained by Lars Brünjes 

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